ナマスカール。まだまだ暑い日が続きますが、すっかり稲穂が黄金色に輝いております。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?本日は、あまり聞きなれないフルーツ、棗(なつめ)を紹介いたします。
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乾燥棗(なつめ)の食べ方 ~なつめってなに?~
棗(なつめ)とは
南ヨーロッパ原産、中国・西アジアへ伝わり、中国原産ともいわれているクロウメモドキ科の落葉樹です。和名は夏に入って芽が出ることから夏芽に由来します。中国植物名(漢名)は、棗と書きます。果実は乾燥させたり(干しなつめ)、菓子材料として食用にされ、また生薬としても用いられます。
よく間違えられる「なつめやし=デーツ」は南国に多いヤシ科の常緑樹で、全く別物です。
ちなみに、わたくしが日本でなつめの存在を知る前に、実はインドでなつめに出会っていました。インドなつめと言って、約2cm弱のとても小さいモノがフルーツと一緒に売られています。
乾燥棗(なつめ)の食べ方~なつめの栄養価~
それでは、棗(なつめ)の栄養価を見てみましょう。
棗(なつめ)のカロリーは100g、約287kcal。 1粒≒2.5g≒7kcal
- 葉酸
- カリウム
- リン
- カルシウム
- 食物繊維
- 鉄
さらに、たんぱく質、亜鉛、ナイアシン、ポリフェノールなど、、ミネラルが豊富で栄養価が高いです。
さらに、デーツ(なつめやし)やプルーンと比べてみると棗(なつめ)の素晴らしさが分かります。
なつめ | プルーン | なつめやし | |
---|---|---|---|
状態 | 乾 | 生 | 乾 |
たんぱく質(g) | 3.9 | 0.7 | 2.2 |
カリウム(mg) | 819 | 220 | 550 |
鉄(mg) | 1.5 | 0.1 | 0.8 |
亜鉛(mg) | 0.8 | 0.1 | 0.4 |
ナイアシン(mg) | 1.6 | 0.5 | 1.8 |
葉酸(μg) | 140 | 35 | 19 |
パントテン酸(mg) | 0.86 | 0.22 | 0.94 |
食物繊維(g) | 12.5 | 0.5 | 7.0 |
※日本食品標準成分表より抜粋
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乾燥棗(なつめ)の食べ方 ~なつめの効果・効能~
干しナツメは中国や韓国では古くから効用が見出され、薬膳料理に用いられています。乾燥させたナツメの実は大棗(タイソウ)と呼ばれる漢方薬で強壮・鎮痛・補血・利尿といった効能があるとされています。他にも、
上記に加えて、胃腸が弱い、妊娠や更年期、細胞の若返りをサポートすることから、アンチエイジングや美肌に効果があるといわれ、女性に嬉しいことがたくさんあります。
乾燥棗(なつめ)の食べ方 ~どうやって取り入れる?~
さて、この棗(なつめ)、どうやって食べましょう。
酢漬け
食べられる量が多くないので料理にするのも面倒ですよね。。いちばん手っ取り早いのはコチラ。
貧血なわたくしは、前回紹介しましたクコの実と一緒に酢漬けにしております。棗(なつめ)の甘さで酢も甘くなるのでおすすめです。1日3~5粒を目安に、炭酸水に酢漬けの棗(なつめ)を浮かべて飲んだり、細かく刻んでヨーグルトに混ぜたりしています。
なつめジャム
酸っぱいのが苦手な方はジャムにするのも良いかも。棗(なつめ)を水で戻すのがなんだかもったいなくて、ジャムはまだ試したことありません。すみません。。。
他にも、なつめ茶などもありますが、棗(なつめ)を煮込むとどうしても甘さがなくなってしまうので棗(なつめ)の良いところを生かしていない気が。。。
わたくしは、そのままおやつ代わりとして食べるか、または酢漬けを推します。
乾燥棗(なつめ)の食べ方 ~まとめ~
棗(なつめ)を摂取し始めて約4ヶ月くらい経ちますでしょうか。改めて効果・効能を見てみると、以前よりもむくみが改善されているような気がします。果たして棗(なつめ)効果なのか定かではございませんが、今では棗(なつめ)を朝食またはおやつにして毎日楽しんで取り入れております。問題は食べ過ぎてしまうこと。素朴で優しい甘さの虜にならないように皆さまもお気をつけあれ。ナマステ。
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